こんにちは!刈谷市のパーソナルジムAct.代表トレーナーの竹内です!
「今日こそ食べすぎない!」そう思っても、気づけばお菓子に手が伸びている。
あなたのせいではありません。
実はこれ、“脳の仕組み”が関係しているんです。
■ 食欲は「意志」よりも「脳の回路」で動いている
私たちの食欲は、単なる空腹だけではなく、脳のさまざまな領域が関わってコントロールされています。
キーワードは「ドーパミン」
甘いものや脂っこいものを食べたとき、「ああ、幸せ…」と感じたことありませんか?
これは、脳内で「ドーパミン」という“快楽ホルモン”が分泌されているから。
このドーパミンは、報酬系と呼ばれる脳のシステムで動いていて、
- 美味しいもの
- SNSの「いいね」
- 褒められること
など、“快感”を感じるものすべてに反応します。
つまり「食べたい!」は“お腹がすいているから”とは限らず、脳が「報酬」を求めているサインというわけです。
■ ストレスで甘いものがやめられない理由
40〜50代の女性の多くが経験するのが、ストレスによる食欲の増加。
これにも、脳が深く関わっています。
ストレスホルモン「コルチゾール」
ストレスを感じると、脳は「コルチゾール」というホルモンを分泌します。
このコルチゾールは血糖値を上げる役割を持っていて、体は自然と“糖分”を欲しがるようになるんです。
つまり、
イライラしてチョコに手が伸びるのは、体がストレスに対抗しようとしている反応。
これは「甘え」でも「意志の弱さ」でもなく、脳が命を守るためにやっていることなんです。
■ “意志”で勝とうとすると疲れるだけ
「今日こそ食べない!」
「もう絶対やめる!」
と強く思えば思うほど、脳は“我慢=ストレス”として受け取ります。
その結果、コルチゾールが増え、より甘いものや高脂質なものを求める悪循環に…。
■ 解決のカギは「脳に勝つ」ではなく「脳をなだめる」
無理な我慢ではなく、脳の仕組みを利用する方が、ずっと現実的です。
すぐにできる工夫:
- ✅ 甘いものが欲しくなったら、まず深呼吸3回
- ✅ 15分だけ他のこと(洗濯・スマホ・ストレッチ)をやってみる
- ✅ 食べたくなる“きっかけ”を把握(時間帯・感情・状況)
- ✅ 間食の代替に、ナッツやヨーグルトなど「満足感がある低GI食品」を取り入れる
特に、「習慣化された時間」に食べてしまう人は、そのタイミングに別の快感(ご褒美系)行動を用意してみるのがコツです。
まとめ|「脳のクセ」を知れば、あなたはもっと変われる
「食べたいのに食べちゃう…」と自分を責めていた方へ。
あなたが悪いんじゃありません。それ、脳のクセなんです。
でも、クセは理解すればコントロールできます。
だから、もう“強い意志”に頼るのはやめましょう。
あなたの体と脳を味方にすること、それが本当の「続くダイエット」の第一歩です。
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