かかとを地面につけたまま、深くしゃがみ込む。この動作を最後にしたのはいつでしょうか。
結論から言うと、しゃがめるかどうかは柔軟性の話だけでなく、10年後、20年後の転倒リスクにまで関わってくる大切なチェックポイントなんです。
「しゃがめない」は、足首からのサイン
深くしゃがみ込む動作には、足首を十分に曲げる足関節背屈可動域が欠かせません。
歩く、階段を降りる、かがむといった日常動作にはおよそ10度の背屈可動域が必要とされ、走る動作になるとその倍以上、20〜30度ほどが必要になるといわれています。かかとが浮いてしまう、後ろに倒れそうになる場合は、この可動域が不足しているサインかもしれません。
足首の硬さと、将来の転倒リスク
高齢者を対象にした研究では、歩行時に足首を曲げるタイミングが遅れることが、転倒を予測する要因の一つになると報告されています。
足首の可動域が狭くなると、歩幅が小さくなり、両足が同時に地面につく時間が長くなるなど、歩き方そのものが変化していきます。これは、身体が無意識に「転ばないための歩き方」に切り替えているサインでもあります。
和式トイレは、優れた「機能チェック」だった
洋式トイレやソファ中心の生活が当たり前になった今、深くしゃがみ込む機会は日常からほとんど失われました。
けれど裏を返せば、和式トイレでしっかりしゃがめるかどうかは、足首と股関節の機能を測るシンプルなテストでもあったということです。しゃがめないことに気づいたとき、それは身体からの早めのお知らせだと捉えてみてください。
今日、一度しゃがんでみることから
いきなり深くしゃがむ必要はありません。壁や椅子に手を添えながら、少しずつかかとを床につけたままのしゃがみ込みに挑戦してみてください。
しゃがめた分だけ、10年後歩ける自分に近づいていきます。まずは今日、一度だけ試してみてください。
この記事を書いた人
- パーソナルジムAct. 代表:竹内 勇志郎
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【保有資格】
柔道整復師(医療国家資格)
JATI-ATI(日本トレーニング指導者資格)
Animal Flow®L2 インストラクター
FMS L1 インストラクター
整形外科で7年、延べ数千人のリハビリに携わってきた「体の専門家」です。
現役アスリートのフィジカルサポートから、自身のサッカー・柔道・クライミング経験を活かした多角的なアプローチを得意としています。
「ただ痩せるだけでなく、不調のない健康な体を手に入れたい」
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