「弱い方のお尻を鍛えてください」と言われて真面目に続けているのに、姿勢も歩き方も、あまり変わった気がしない。そんなお悩みはありませんか?

結論から言うと、それはあなたの努力が足りないのではなく、身体を整える「順番」がまだ来ていないだけかもしれません。

身体は、生まれつき「非対称」にできている

人の身体は、左右対称ではありません。右側には大きな肝臓があり、それに支えられる形で右の横隔膜は左より厚く、しっかりと働きやすい構造になっています。一方、心臓がある左側の横隔膜は、少し頼りない形をしています。

この構造の違いから、多くの人は無意識のうちに右足へ体重を乗せやすく、身体の使い方に一定の偏りが生まれます。これは異常ではなく、人体としてごく自然な設計です。

「弱いところ」だけを鍛えても、変わらないことがある

身体の偏りの上には、それを庇うための力みがいくつも積み重なっていることがあります。玉ねぎの皮のように、表面には表面の癖が、その下にはまた別の癖が隠れているイメージです。

弱い筋肉を鍛えるトレーニングは、多くの場合、この一番奥にある土台へのアプローチです。ですが、その手前に分厚い力みの層が残ったままだと、いくら奥を鍛えても、表面の姿勢や動きにはなかなか変化が届きません。頑張っているのに結果が出ないと感じるとき、原因はここにあることが少なくないのです。

変化を感じるには、「整える→鍛える」の順番が大事

Act.が「鍛える前に整える」という考え方を大切にしているのは、まさにこの理由からです。まずは呼吸を通じて、庇うように働き続けている筋肉の力みを緩め、身体を素直に動ける状態に戻す。そのうえで、眠っていた筋肉を目覚めさせ、最後に歩行のような日常動作の中に統合していきます。

私がサポートさせていただいている方の中には、鍛える種目を増やすのではなく、この順番を見直しただけで、数週間で動きの軽さを実感された方もいらっしゃいます。

焦らず、一枚ずつ剥がしていく

身体の癖は、一度に全部を変えようとするとかえって遠回りになります。表面の力みから、順番に、一枚ずつ丁寧に扱っていくくらいがちょうどいいのです。

思うように変化が感じられないときこそ、鍛え方を増やす前に、一度立ち止まって評価してもらう。それが、遠回りに見えて実は一番の近道になります。

この記事を書いた人

パーソナルジムAct. 代表:竹内 勇志郎
【保有資格】
柔道整復師(医療国家資格)
JATI-ATI(日本トレーニング指導者資格)
Animal Flow®L2 インストラクター
FMS L1 インストラクター

整形外科で7年、延べ数千人のリハビリに携わってきた「体の専門家」です。
現役アスリートのフィジカルサポートから、自身のサッカー・柔道・クライミング経験を活かした多角的なアプローチを得意としています。

「ただ痩せるだけでなく、不調のない健康な体を手に入れたい」
「今の痛み、どこに相談すればいいか分からない」

そんな方のために、解剖学に基づいた安全な指導で、痛みの根本原因から解決するオーダーメイドの体作りを提案します。
一人でも多くの方の健康を支えることが私の使命です。

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