「昔から冷え性で」「体質だから仕方ない」——そう感じている方は多いのではないでしょうか。

もちろん体質的な要因もありますが、実は冷え性の背景には、運動不足による血流の問題が隠れていることが少なくありません。

冷えの正体は「血流が届かないこと」

体温は血液によって全身に運ばれます。

手足の先まで温かい血液が届くかどうかは、血管の状態と、それを動かす筋肉のポンプ機能に大きく依存しています。

特にふくらはぎは「第二の心臓」と呼ばれ、歩行時の収縮によって下肢の血液を心臓に送り返すポンプの役割を担っています。

筋肉量が少なく、活動量が低い状態では、このポンプ機能が弱くなり、血液が末端まで届きにくくなります。

筋肉量の低下が、冷えを悪化させる

40代以降、特に女性はホルモンの変化により筋肉量が減少しやすくなります。

筋肉は熱を生み出す「発熱器官」でもあるため、筋肉量の低下は基礎代謝の低下、つまり体温そのものを生み出す力の低下につながります。

「年齢を重ねるごとに冷えやすくなった」と感じる方が多いのは、この筋肉量と血流のメカニズムが背景にあります。

運動が血流を改善するメカニズム

筋力トレーニングと有酸素運動は、それぞれ違う形で血流改善に役立ちます。

筋力トレーニングは筋肉量を増やし、熱を生み出す力そのものを高めます。

一方、ウォーキングなどの有酸素運動は、ふくらはぎのポンプ機能を直接的に使い、血流を促進します。

特に下半身の大きな筋肉(臀筋・大腿四頭筋・ふくらはぎ)を動かす運動は、冷え対策として効果的です。

姿勢や呼吸の改善も血流に影響します。猫背の姿勢では胸郭が圧迫され、上半身の血流が滞りやすくなることも知られています。

今日からできる、簡単な対策

椅子に座ったまま、かかとの上げ下げを20回行うだけでも、ふくらはぎの血流ポンプは動き始めます。

冷えは「体質」というより、「動いていない身体の結果」であることが多いんです。

難しく考えなくていい。まず今日、一つだけ試してみてください。

この記事を書いた人

パーソナルジムAct. 代表:竹内 勇志郎
【保有資格】
柔道整復師(医療国家資格)
JATI-ATI(日本トレーニング指導者資格)
Animal Flow®L2 インストラクター
FMS L1 インストラクター

整形外科で7年、延べ数千人のリハビリに携わってきた「体の専門家」です。
現役アスリートのフィジカルサポートから、自身のサッカー・柔道・クライミング経験を活かした多角的なアプローチを得意としています。

「ただ痩せるだけでなく、不調のない健康な体を手に入れたい」
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