布団を持ち上げた瞬間、腰に「ピキッ」とした違和感が走った。そんな経験はありませんか?
結論から言うと、その違和感は布団の重さそのものよりも、持ち上げるときの身体の使い方が原因になっていることが多いです。
腰から曲げる動きは、腰椎に負担が集中しやすい
床にあるものを持ち上げるとき、腰だけを支点にして前かがみになると、腰椎の椎間板や後方の組織に繰り返しストレスがかかるとされています。布団の上げ下ろしは、まさにこの「腰から曲げる」動きになりやすい動作の代表格です。
特に朝、身体がまだ十分に温まっていない時間帯は、腰まわりの組織が硬く、この負担がより出やすいタイミングでもあります。
「股関節から曲げる」だけで、負担のかかり方が変わる
股関節を支点にしてお尻を後ろに引きながら上体を倒す動き方は「ヒップヒンジ」と呼ばれ、腰椎の負担を抑えながら大きな力を発揮できる動作パターンとされています。お尻や太もも裏の筋肉を主体に使うため、腰への集中負荷を避けやすくなります。
布団を持ち上げるときも、腰を丸めるのではなく、お尻を後ろに引きながら膝を軽く曲げて近づく。この一手間だけで、腰への負担はかなり変わってきます。
家事の中の「前かがみ」は、布団だけではない
布団の上げ下ろしに限らず、洗濯物を取り込む、子どものものを拾う、床のものを取るなど、家事には前かがみになる場面が数多くあります。
そのひとつひとつで腰から曲げるクセがついていると、負担は少しずつ積み重なっていきます。逆に言えば、日常の中でヒップヒンジを意識できる場面は、それだけたくさんあるということです。
今日の一動作から、腰を守る習慣を
すべての動作を完璧に整える必要はありません。まずは布団の上げ下ろしという、毎日繰り返す動作からで十分です。
お尻を後ろに引く感覚を、明日の朝、ひとつだけ試してみてください。腰の感じ方が、少し変わるかもしれません。
この記事を書いた人
- パーソナルジムAct. 代表:竹内 勇志郎
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【保有資格】
柔道整復師(医療国家資格)
JATI-ATI(日本トレーニング指導者資格)
Animal Flow®L2 インストラクター
FMS L1 インストラクター
整形外科で7年、延べ数千人のリハビリに携わってきた「体の専門家」です。
現役アスリートのフィジカルサポートから、自身のサッカー・柔道・クライミング経験を活かした多角的なアプローチを得意としています。
「ただ痩せるだけでなく、不調のない健康な体を手に入れたい」
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