こんにちは!パーソナルジムAct.代表トレーナーの竹内です!
「肩がずっと痛いけど、まあそのうち治るかな」と思いながら、気づけば何ヶ月も経っていた…そんな経験はありませんか?
実はこの「放置」が、痛みをより深く、より治りにくくしている可能性があるんです。
今日はその理由を、できるだけわかりやすくお伝えします。
「慢性的な痛み」は、急性の痛みとは別物です
打撲や捻挫などの「急性の痛み」は、身体を守るための警報です。
異常を知らせ、安静を促す、いわば生体防御のサインです。
ところが、3ヶ月以上続く痛みは「慢性疼痛」として分類され、急性の痛みとはまったく異なるメカニズムで起きています。
慢性痛は、組織の損傷が回復した後も続くことがあります。
これは「気のせい」でも「弱いから」でもなく、脳内の回路網そのものが変容している状態です。
国内約40,000人規模の調査では、22.5%の人が慢性的な痛みを抱えているという結果が出ています。
5人に1人以上が、日常的に痛みと共に生きているんです。
痛みには「3つの種類」がある
痛みを正しく理解するために、まず発生のメカニズムによる分類をお伝えします。
ひとつ目は「侵害受容性疼痛」。打撲や炎症など、組織が実際に傷んでいることで起きる痛みです。
ふたつ目は「神経障害性疼痛」。神経そのものが傷つくことで起きる痛みで、帯状疱疹後の神経痛などが代表例です。突き刺すような電撃痛や、軽く触れるだけで痛む「アロディニア」という症状が特徴です。
そして3つ目が、近年特に注目されている「痛覚変調性疼痛」です。
組織にも神経にも明らかな損傷がないにもかかわらず、脳の痛みの情報処理が異常をきたすことで生じる痛みです。
原因不明の腰痛や線維筋痛症などがこれにあたります。
肩の慢性的な痛みも、この「痛覚変調性疼痛」に移行しているケースが少なくありません。
放置すると、痛みは「脳の習慣」になる
痛みの刺激が繰り返されると、脳と神経は「痛みを感じやすい回路」を強化します。
本来なら痛くない刺激にも反応するようになり、痛みのブレーキ機能(下行性疼痛抑制系)が弱まっていくんです。
アクセルが踏まれたまま、ブレーキが効かなくなる状態です。
さらに慢性痛が続くと、精神面にも影響が出ます。
「どうせ治らない」という破局的思考が生まれ、不安や抑うつを引き起こすことも、多くの研究で示されています。
痛みが心を蝕み、心が痛みをさらに増幅させる。この悪循環が、慢性痛を複雑にするんです。
「我慢」と「漫然とした対症療法」、どちらも正解ではない
痛みに対して、よく見られるふたつの誤った対応があります。
ひとつは「我慢して放置する」こと。
もうひとつは「効果が感じられなくても同じ治療を続ける」ことです。
医療の世界ではこれを「クリニカル・イナーシャ(臨床的惰性)」と呼び、避けるべき姿勢として警鐘が鳴らされています。
マッサージを受け続けても変わらない。湿布を貼り続けても変わらない。
それは、痛みの本質にアプローチできていないからです。
40代の女性クライアントさんで、右肩の痛みを2年近く放置されていた方がいます。
評価をしてみると、呼吸パターンの乱れ、胸郭の動きの制限、神経の過敏化が複合的に起きていました。
まずは「鍛える」ではなく「神経と脳に正しい情報を入れ直す」アプローチを続けた結果、2ヶ月後にこうおっしゃっていただきました。
「もう痛みと一緒に生きていくしかないと思っていたけど、こんなに変わるとは思わなかった」と。
慢性的な痛みは、正しいアプローチを続ければ必ず変化します。
運動は、最もローコストでハイパフォーマンスな投資です。
痛みと戦うのではなく、痛みが起きにくい身体をつくること。
その第一歩を、一緒に踏み出しましょう。
この記事を書いた人
- パーソナルジムAct. 代表:竹内 勇志郎
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【保有資格】
柔道整復師(医療国家資格)
JATI-ATI(日本トレーニング指導者資格)
Animal Flow®L2 インストラクター
FMS L1 インストラクター
整形外科で7年、延べ数千人のリハビリに携わってきた「体の専門家」です。
現役アスリートのフィジカルサポートから、自身のサッカー・柔道・クライミング経験を活かした多角的なアプローチを得意としています。
「ただ痩せるだけでなく、不調のない健康な体を手に入れたい」
「今の痛み、どこに相談すればいいか分からない」
そんな方のために、解剖学に基づいた安全な指導で、痛みの根本原因から解決するオーダーメイドの体作りを提案します。
一人でも多くの方の健康を支えることが私の使命です。
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