会議、デスクワーク、移動の車内——経営者の方は、1日の中で座っている時間が非常に長くなりがちです。

「運動はしているから大丈夫」と思っていても、実は座っている時間そのものが、独立したリスクとして注目されています。

座位時間は、運動習慣とは別のリスク要因

欧米の調査では、成人は1日のうち55〜70%、おおよそ9〜11時間を座って過ごしているとされています。

複数の前向きコホート研究を統合した解析では、1日10時間座っている人は、1日1時間しか座らない人に比べて全死亡リスクが34〜52%高いという用量反応関係が報告されています。

この傾向は、運動習慣の有無を考慮しても一定程度残ることが示されており、「運動しているから座りっぱなしでも大丈夫」とは言い切れないことがわかります。

「8時間」が一つの目安になる

研究の中では、座位時間が1日8時間を超えると、全死亡・心血管疾患による死亡リスクの上昇が特に強くなるという報告もあります。

経営者の方の場合、会議・移動・デスクワークを合計すると、この8時間を軽く超えてしまっているケースも少なくありません。

座位時間を「区切る」という発想

大切なのは、座る時間をゼロにすることではなく、座りっぱなしの時間を区切ることです。

1時間に1回、数分間立ち上がって歩くだけでも、座位時間による血流の停滞や代謝の低下を一定程度緩和できると考えられています。

立ったまま電話をする、一駅分歩いて移動するなど、日常の中に「座らない時間」を意図的に組み込むことが現実的な対策になります。

身体への投資は、経営判断にも返ってくる

座位時間が長く血流が滞ると、思考の集中力や判断のスピードにも影響が及ぶことがあります。

数分の立ち歩きを習慣化することは、健康面だけでなく、日々の意思決定の質を支える土台にもなります。

座りすぎという習慣は、今日から少しずつ変えられます。

この記事を書いた人

パーソナルジムAct. 代表:竹内 勇志郎
【保有資格】
柔道整復師(医療国家資格)
JATI-ATI(日本トレーニング指導者資格)
Animal Flow®L2 インストラクター
FMS L1 インストラクター

整形外科で7年、延べ数千人のリハビリに携わってきた「体の専門家」です。
現役アスリートのフィジカルサポートから、自身のサッカー・柔道・クライミング経験を活かした多角的なアプローチを得意としています。

「ただ痩せるだけでなく、不調のない健康な体を手に入れたい」
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