「うちの子も体幹トレーニングをさせたほうがいいですか」というご質問を、ジュニアアスリートの親御さんからよくいただきます。

結論から言うと、答えは「年齢によって全く違う」です。

成長期の体幹は、大人と同じ方法では育ちません

体幹トレーニングというと、プランクや腹筋運動のような「固定して耐える」種目を思い浮かべる方が多いと思います。

しかし、成長期の子どもにとって本当に必要なのは、「動きの中で体幹を使う」経験です。

長時間同じ姿勢を保持するような種目は、神経系の発達段階を考えると優先順位が低く、むしろ多様な動きのパターンを経験することの方が重要だとされています。

年齢別に見る、体幹アプローチの優先順位

小学生低学年〜中学年(プレ・ゴールデンエイジ)
特定の体幹トレーニングよりも、走る・跳ぶ・転がる・這うといった多様な動作経験が優先されます。この時期は神経系の発達が著しく、様々な動きを通じて体幹の使い方が自然に身についていきます。

小学生高学年(ゴールデンエイジ)
動作の中で姿勢を保つ意識が育ち始める時期です。バランス系の運動や、片足での動作などを取り入れることで、体幹の安定性が自然と高まっていきます。

中学生以降(ポスト・ゴールデンエイジ)
骨格がある程度発達してくるこの時期から、プランクなどの体幹保持エクササイズを段階的に取り入れることが可能になります。ただし、フォームの質を最優先にすることが前提です。

早すぎる「固定する体幹トレーニング」のリスク

成長期前半の子どもに長時間のプランクなどを行わせると、フォームが崩れたまま続けてしまい、腰椎への過剰な負担につながることがあります。

「体幹を鍛える」という言葉の前に、その子の発達段階に合った動きを提供することが大切です。

Act.にお越しになるジュニアアスリートの方には、まず年齢と発達段階を踏まえた動作評価から始めています。

体幹は「結果」であって「目的」ではない

体幹の安定性は、適切な動作経験の積み重ねの「結果」として育っていくものです。

「体幹を鍛えなければ」と焦るより、年齢に合った多様な動きを経験させてあげることが、長期的にはより良い土台を作ります。

10年後も競技を続けられる身体をつくるために、今の段階での関わり方を一緒に考えていきましょう。

この記事を書いた人

パーソナルジムAct. 代表:竹内 勇志郎
【保有資格】
柔道整復師(医療国家資格)
JATI-ATI(日本トレーニング指導者資格)
Animal Flow®L2 インストラクター
FMS L1 インストラクター

整形外科で7年、延べ数千人のリハビリに携わってきた「体の専門家」です。
現役アスリートのフィジカルサポートから、自身のサッカー・柔道・クライミング経験を活かした多角的なアプローチを得意としています。

「ただ痩せるだけでなく、不調のない健康な体を手に入れたい」
「今の痛み、どこに相談すればいいか分からない」

そんな方のために、解剖学に基づいた安全な指導で、痛みの根本原因から解決するオーダーメイドの体作りを提案します。
一人でも多くの方の健康を支えることが私の使命です。

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