「歩くのが遅くなった」「すぐ疲れる」「転びそうになることが増えた」——こういったお悩みを40〜50代の方から聞くことが増えています。
実は、歩き方は身体全体の使い方を映す鏡です。
今日は歩行から見えてくる身体のクセと、そこから考えるアプローチをお伝えします。
歩行は全身の連動運動です
歩くという動作は、一見シンプルに見えますが、実際には非常に精密な全身の連動で成り立っています。
足が地面を蹴り出すとき、対側の腕が後ろに引かれ、骨盤が回旋し、体幹が安定を保つ——この連動がスムーズに起きていることが「機能的な歩行」の条件です。
歩行の質が低下するのは「足腰が弱ったから」だけではなく、骨盤の動き・体幹の安定性・腕振りのパターンなど、複数の要素が絡んでいます。
よくある歩き方のクセと、その意味
腰が左右に揺れる(トレンデレンブルグ歩行)
中殿筋(お尻の横の筋肉)の弱化が代表的な原因です。片脚立ちの安定性が低下しているサインで、膝・股関節・腰の痛みにつながりやすい歩き方です。
つま先が外を向く(外旋位歩行)
股関節の内旋可動域の制限や、腸腰筋の弱化・硬直が考えられます。片側だけ外を向いている場合は、左右の非対称パターンが固着している可能性があります。
腕が振れない
胸郭の回旋制限が原因のことが多く、呼吸の浅さとセットになっているケースがよく見られます。肩こりや首こりが慢性的な方に多いパターンです。
「正しい歩行」を目指す前に
「正しい歩き方」を意識しようとする方は多いのですが、フォームの意識より先にやるべきことがあります。
股関節の可動域を取り戻す。呼吸と体幹の連動を整える。足部のアーチを機能させる。
このベースが整ってはじめて、自然と歩行が変わってきます。
「歩き方を直す」のではなく、「歩き方が変わるような身体をつくる」——これがAct.のアプローチです。
歩行の改善は、転倒予防・膝痛・腰痛の改善だけでなく、10年後も自分の足で歩き続けるための基盤にもなります。
健康への投資に、早すぎることも遅すぎることもありません。
この記事を書いた人
- パーソナルジムAct. 代表:竹内 勇志郎
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【保有資格】
柔道整復師(医療国家資格)
JATI-ATI(日本トレーニング指導者資格)
Animal Flow®L2 インストラクター
FMS L1 インストラクター
整形外科で7年、延べ数千人のリハビリに携わってきた「体の専門家」です。
現役アスリートのフィジカルサポートから、自身のサッカー・柔道・クライミング経験を活かした多角的なアプローチを得意としています。
「ただ痩せるだけでなく、不調のない健康な体を手に入れたい」
「今の痛み、どこに相談すればいいか分からない」
そんな方のために、解剖学に基づいた安全な指導で、痛みの根本原因から解決するオーダーメイドの体作りを提案します。
一人でも多くの方の健康を支えることが私の使命です。
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