「スクワットは膝に悪い」——そんなイメージを持っていませんか?
結論から言うと、膝への負担を左右するのは種目そのものではなく、動作の質です。
スクワットは「股関節」と「膝」の共同作業
スクワットは、ただ膝を曲げ伸ばしする運動ではありません。股関節・膝関節・足関節が連動して動く、全身運動です。
股関節をしっかり折りたたみながらしゃがむことで、太もも前面(大腿四頭筋)だけでなく、お尻の筋肉にも適切に負荷が分散されます。股関節主導で動くことが、膝だけに負担が集中するのを防ぐポイントです。
膝が内側に入る「knee valgus」に注意
しゃがんだときに膝が内側にキュッと入ってしまう動きは、専門的には「ニーバルガス」と呼ばれ、膝の靭帯損傷のリスク要因の一つとして関連する研究でも指摘されています。
この動きの背景には、お尻の外側にある筋肉(中殿筋)の働きが弱いことが関係しているとされています。膝そのものだけでなく、股関節周りの筋機能を整えることが、膝を守ることにつながるということです。
お尻の筋肉を「目覚めさせる」意識で
スクワットを行う際は、足の裏全体で床を押し、膝がつま先の方向を向いたまま動くことを意識してみてください。
お尻の筋肉を使う感覚がつかみにくい場合は、軽いゴムバンドを膝の上に巻いてスクワットを行うと、外側に力を入れる感覚を掴みやすくなります。
回数より先に、動きの質を整える
スクワットは、正しく行えば下半身全体を効率よく鍛えられる、非常に優れた種目です。
回数を追う前に、まずは鏡の前でゆっくり、膝の向きを確認しながら動いてみてください。動きの質が変われば、同じ種目でも得られる効果は大きく変わってきます。
この記事を書いた人
- パーソナルジムAct. 代表:竹内 勇志郎
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【保有資格】
柔道整復師(医療国家資格)
JATI-ATI(日本トレーニング指導者資格)
Animal Flow®L2 インストラクター
FMS L1 インストラクター
整形外科で7年、延べ数千人のリハビリに携わってきた「体の専門家」です。
現役アスリートのフィジカルサポートから、自身のサッカー・柔道・クライミング経験を活かした多角的なアプローチを得意としています。
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