順調に体重が落ちていたのに、ある時からピタッと止まってしまった。そんな経験はありませんか?

結論から言うと、その停滞は、あなたの努力不足のサインではありません。身体に備わった、ごく自然な防御反応かもしれないんです。

身体が「省エネモード」に切り替わる

食事量を減らして体重が落ちていくと、身体はエネルギー消費そのものを抑えようとします。

関連する研究では、体重減少にともなうエネルギー消費の低下は、もとの消費量のおよそ1〜2割にまで及ぶと報告されています。しかもその低下のすべてが筋肉や脂肪が減った分で説明できるわけではなく、およそ4割ほどは、身体そのものが省エネ状態に適応した結果だとされています。

この適応は、カロリー制限を始めてから早ければ最初の1週間ほどで、すでに始まっているとも言われています。

停滞期こそ、筋肉を守ることが鍵になる

食事を減らすだけのダイエットでは、脂肪と一緒に筋肉も落ちやすくなります。筋肉が減るほど基礎代謝はさらに下がり、省エネモードに拍車がかかってしまいます。

逆に言えば、筋力トレーニングで筋肉量を守ることが、この省エネモードへの流れにブレーキをかける、数少ない手段のひとつだということです。

停滞期に、さらに食事を減らすのは逆効果になりやすい

体重が止まると、つい「もっと食べる量を減らさなくては」と考えてしまいがちです。

ですが、極端な食事制限はこの適応反応をさらに強めてしまう可能性があります。停滞期は「これ以上減らす」時期ではなく、「筋肉を守りながら待つ」時期だと捉え直すことが、遠回りに見えて実は近道になります。

体重計の数字だけで、頑張りを判断しない

停滞期は、身体が変化に適応しようとしている証拠でもあります。焦って食事を削るより、トレーニングを続けながら身体の反応を見守ることが大切です。

数字が動かない時期こそ、身体の中では静かに変化が積み重なっています。

この記事を書いた人

パーソナルジムAct. 代表:竹内 勇志郎
【保有資格】
柔道整復師(医療国家資格)
JATI-ATI(日本トレーニング指導者資格)
Animal Flow®L2 インストラクター
FMS L1 インストラクター

整形外科で7年、延べ数千人のリハビリに携わってきた「体の専門家」です。
現役アスリートのフィジカルサポートから、自身のサッカー・柔道・クライミング経験を活かした多角的なアプローチを得意としています。

「ただ痩せるだけでなく、不調のない健康な体を手に入れたい」
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