筋トレを頑張っているのに、階段でつまずいたときにとっさに踏ん張れなかった。そんな経験はありませんか?
結論から言うと、年齢とともに衰えやすいのは「筋力」よりも先に、力を素早く発揮する能力——「筋パワー」かもしれません。
筋力より先に落ちていく「パワー」
高齢者を対象とした研究では、筋力は年に1〜2%ほどの低下にとどまる一方、筋パワーは年に3.5%前後、およそ2倍近い速さで低下していくと報告されています。
「力の強さ」はゆっくり落ちていくのに対し、「力を発揮する速さ」の方が先にすり減っていく。これが、40代・50代から意識しておきたい身体の変化です。
とっさの動きを支えているのは「パワー」
低い椅子から立ち上がる動作や、つまずいたときに体勢を立て直す動作は、いずれも筋パワーに大きく依存するとされています。
ゆっくり重いものを持ち上げる力があっても、とっさに素早く反応する力が不足していると、転倒のような場面で身体を守りきれないことがあります。将来の転倒予防を考えるなら、筋力だけでなく筋パワーにも目を向ける必要があるということです。
「ゆっくり」だけでなく「素早く」動く練習を
筋パワーを鍛えるには、重い負荷をじっくり持ち上げるトレーニングに加えて、軽めの負荷を素早く動かす練習を取り入れることが有効だとされています。
椅子から素早く立ち上がる、軽いジャンプ動作を取り入れるなど、安全に配慮しながら「速さ」の要素を少しずつ加えていくことがポイントです。
10年後、とっさに動ける身体でいるために
筋力トレーニングは決して無駄にはなりません。ただ、それだけでは補いきれない要素があることも知っておいていただきたいと思います。
健康への投資に、早すぎることも遅すぎることもありません。今日のトレーニングに、少しだけ「速さ」を加えてみてください。
この記事を書いた人
- パーソナルジムAct. 代表:竹内 勇志郎
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【保有資格】
柔道整復師(医療国家資格)
JATI-ATI(日本トレーニング指導者資格)
Animal Flow®L2 インストラクター
FMS L1 インストラクター
整形外科で7年、延べ数千人のリハビリに携わってきた「体の専門家」です。
現役アスリートのフィジカルサポートから、自身のサッカー・柔道・クライミング経験を活かした多角的なアプローチを得意としています。
「ただ痩せるだけでなく、不調のない健康な体を手に入れたい」
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