腰や膝が痛むとき、「悪化させたくないから」と動かすことを避けていませんか?
結論から言うと、その判断が、かえって痛みを長引かせてしまっていることがあります。
身体には、動くことで痛みを和らげる仕組みがある
運動をすると、脳の奥にある部位が働き、痛みの信号を伝わりにくくする仕組みが働くことが分かっています。これは「運動誘発性鎮痛」と呼ばれ、脳から脊髄へ向かう下行性の疼痛抑制システムが関わっているとされています。
痛み止めの薬とは違う、身体にもともと備わっている仕組みです。適切な強度で身体を動かすことが、痛みの感じ方そのものに影響を与える可能性があるということです。
ただし、誰にでも同じように効くわけではない
ここで大切なのは、人体に絶対はないという前提です。関連する系統的レビューでは、健康な方では運動による痛みの軽減がある程度一貫して見られる一方、慢性的な痛みを抱える方では効果にばらつきがあることも報告されています。
運動の種類・強度・その人の状態によって、現れ方が変わってくるということです。「動けば必ず楽になる」と単純に言い切れるものではありません。
「動かない」が、痛みへの警戒心を強めてしまう
痛みを避け続けることで、身体を動かすこと自体への不安が強くなっていくケースも少なくありません。動かさない期間が長くなるほど、筋力や柔軟性が落ち、ちょっとした動きでも痛みを感じやすい身体になっていくこともあります。
大切なのは、痛みをゼロにしてから動くのではなく、痛みと付き合いながら安全に動ける範囲を見つけていくという発想の転換です。
「安全に動ける範囲」を、一緒に見つけていく
自己流でやみくもに動かすのではなく、今の身体がどこまで安全に動けるのかを評価したうえで、少しずつ範囲を広げていく。これが遠回りに見えて、実は一番の近道です。
痛みとの付き合い方は、我慢でも放置でもなく、正しい距離感を見つけることから始まります。
この記事を書いた人
- パーソナルジムAct. 代表:竹内 勇志郎
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【保有資格】
柔道整復師(医療国家資格)
JATI-ATI(日本トレーニング指導者資格)
Animal Flow®L2 インストラクター
FMS L1 インストラクター
整形外科で7年、延べ数千人のリハビリに携わってきた「体の専門家」です。
現役アスリートのフィジカルサポートから、自身のサッカー・柔道・クライミング経験を活かした多角的なアプローチを得意としています。
「ただ痩せるだけでなく、不調のない健康な体を手に入れたい」
「今の痛み、どこに相談すればいいか分からない」
そんな方のために、解剖学に基づいた安全な指導で、痛みの根本原因から解決するオーダーメイドの体作りを提案します。
一人でも多くの方の健康を支えることが私の使命です。
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