立ち上がった瞬間にふわっとする、まっすぐ歩いているつもりなのに少しふらつく…そんな感覚に戸惑ったことはありませんか?

結論から言うと、それは気持ちの問題でも、ただの疲れでもないかもしれません。

更年期に「めまい」が増えるのには理由がある

更年期にめまいやふらつきを感じやすくなる背景には、女性ホルモンであるエストロゲンの急激な減少が関わっていると考えられています。

エストロゲンには血管を拡張させる働きがあるとされ、その分泌が減ることで血管が収縮しやすくなり、平衡感覚をつかさどる内耳や脳への血流が一時的に不足しやすくなると言われています。

自律神経の乱れも、平衡感覚を揺さぶる

閉経の前後10年ほどの期間は、エストロゲンの分泌が大きく変動し、自律神経のバランスも乱れやすい時期です。

ホットフラッシュやのぼせ、発汗といった症状を持つ方は、そうでない方に比べてめまいやふらつきを訴える傾向があるという報告もあり、自律神経の乱れとそれに伴う血圧の変動が、平衡感覚の不安定さに関わっている可能性が指摘されています。

「感覚のズレ」を整えるという視点

めまいというと耳鼻科の領域と思われがちですが、実は姿勢や呼吸との関わりも見過ごせません。

人は視覚・内耳の前庭覚・足裏や関節からの体性感覚という3つの情報を統合してバランスを保っています。呼吸が浅く、身体の軸が左右どちらかに偏った状態が続くと、この情報の統合がうまくいかず、ちょっとした動きでもふらつきやすくなることがあります。片脚立ちや、ゆっくりとした重心移動のトレーニングは、こうした感覚の統合を整え直す助けになるとされています。

不調を「更年期だから」で終わらせない

めまいの背景には他の疾患が隠れていることもあるため、気になる症状がある場合はまず医療機関での確認が安心です。

そのうえで、身体を整える習慣を少しずつ取り入れていくことが、この先の毎日を軽やかに過ごすための土台になります。

更年期は終わりではなく、身体と向き合い直す一つの通過点です。

この記事を書いた人

パーソナルジムAct. 代表:竹内 勇志郎
【保有資格】
柔道整復師(医療国家資格)
JATI-ATI(日本トレーニング指導者資格)
Animal Flow®L2 インストラクター
FMS L1 インストラクター

整形外科で7年、延べ数千人のリハビリに携わってきた「体の専門家」です。
現役アスリートのフィジカルサポートから、自身のサッカー・柔道・クライミング経験を活かした多角的なアプローチを得意としています。

「ただ痩せるだけでなく、不調のない健康な体を手に入れたい」
「今の痛み、どこに相談すればいいか分からない」

そんな方のために、解剖学に基づいた安全な指導で、痛みの根本原因から解決するオーダーメイドの体作りを提案します。
一人でも多くの方の健康を支えることが私の使命です。

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