肩や股関節の動く範囲が、少しずつ狭くなってきた気がする。そんな変化を感じ始めていませんか?

結論から言うと、その変化は急に起きたものではなく、若いうちから少しずつ積み重なってきたものです。

関節の可動域は、10年ごとに静かに狭くなっていく

関連する研究では、肩関節の動く範囲は10年ごとに男性でおよそ5度、女性で6度ずつ緩やかに減少していくと報告されています。股関節でも、同様に10年で6〜7度ほどの低下が見られるとされています。

1年あたりに直すとわずか0.5〜0.7度ほどの変化ですが、これが10年、20年と積み重なることで、日常動作の「やりづらさ」として実感されるようになっていきます。

「歳のせい」ではなく、「動かしてこなかった結果」かもしれない

加齢による可動域の低下は避けられない側面がある一方で、日頃どれだけ関節を大きく動かす習慣があるかによって、その進み方には差が出るとも考えられています。

デスクワークで座りっぱなしの時間が長い方ほど、股関節や肩関節を大きく動かす機会が日常の中で失われがちです。可動域の低下は、年齢だけでなく、日々の動作習慣の積み重ねでもあるということです。

40代は、まだ「巻き返せる」タイミング

可動域の低下が加速し始めるのは、多くの研究で60代後半から70代以降とされています。つまり40代は、まだ大きな低下が始まる前の、投資が効きやすい時期だと言えます。

私がサポートさせていただいている40代の方の中には、3ヶ月ほど継続的に身体を動かしていく中で、しゃがみ込みや腕を頭上に上げる動作がスムーズになったという変化が見られた方もいらっしゃいます。

今日の可動域が、10年後の「動ける身体」をつくる

可動域は、鍛えるというより「守り、育てる」ものに近い感覚かもしれません。

今日、肩や股関節を大きく動かす時間を、ほんの数分だけつくってみてください。それが10年後の自分への、確かな投資になります。

この記事を書いた人

パーソナルジムAct. 代表:竹内 勇志郎
【保有資格】
柔道整復師(医療国家資格)
JATI-ATI(日本トレーニング指導者資格)
Animal Flow®L2 インストラクター
FMS L1 インストラクター

整形外科で7年、延べ数千人のリハビリに携わってきた「体の専門家」です。
現役アスリートのフィジカルサポートから、自身のサッカー・柔道・クライミング経験を活かした多角的なアプローチを得意としています。

「ただ痩せるだけでなく、不調のない健康な体を手に入れたい」
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