ストレッチも湿布も試したのに、慢性的な腰の痛みだけが一向に変わらない。そんなお悩みはありませんか?
結論から言うと、痛みは筋肉や関節だけの問題ではなく、呼吸のパターンや脳の感じ方が大きく関わっていることが、近年の研究で分かってきています。
痛みは「壊れているサイン」だけではない
慢性的な痛みは、組織のダメージそのものよりも、脳や神経が痛みの信号を過敏に受け取りやすくなっている状態が関係していることがあります。関連する研究では、痛みの仕組みを正しく知ること自体が、痛みの強さだけでなく、動くことへの恐怖心を大きく減らすと報告されています。
「動いたらまた痛くなるかもしれない」という恐怖心こそが、実は回復を遠ざけている場合があるのです。
ゆっくりとした呼吸が、痛みの感じ方そのものを変える
ある研究では、ゆっくりとした呼吸を続けるトレーニングを数ヶ月行った健常な参加者で、痛みを感じ始める閾値が上がったと報告されています。慢性腰痛の方を対象にした別の研究でも、横隔膜を使った呼吸法を体幹トレーニングに加えたグループの方が、痛みの軽減がより大きかったという結果が出ています。
呼吸は単なる酸素の出し入れではなく、痛みを処理する神経の状態にも影響する、身体の土台の部分なんですね。
身体の左右差と、うまく息が吸えない側の存在
人の身体は、生まれつき左右対称ではありません。肝臓に支えられている右側の横隔膜はしっかり働きやすく、心臓がある左側の横隔膜は収縮したままになりやすい、という構造的な違いがあります。
この非対称性によって、多くの方が無意識のうちに片側だけで息を吸う癖や、片側に体重をかけやすい癖を持っています。この隠れた偏りが、特定の部位への負担の積み重ねとなり、痛みが長引く一因になっていることも少なくありません。
「鍛える」前に「整える」――呼吸から見直す意味
Act.が痛みや不調へのアプローチとして、いきなり筋力トレーニングから入らず、まず呼吸や身体の使い方の評価から始めるのは、こうした理由からです。呼吸を通じて左右の偏りをゆるめ、痛みを感じやすくなっている神経の状態を落ち着かせてから、動作の質を高めていきます。
痛みと長く付き合ってきた方ほど、「呼吸を整えるだけで何が変わるのか」と半信半疑になるものです。ですが、まずは大きく息を吸って、ゆっくり吐き出すこと。そこから、身体との付き合い方は少しずつ変わっていきます。
この記事を書いた人
- パーソナルジムAct. 代表:竹内 勇志郎
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【保有資格】
柔道整復師(医療国家資格)
JATI-ATI(日本トレーニング指導者資格)
Animal Flow®L2 インストラクター
FMS L1 インストラクター
整形外科で7年、延べ数千人のリハビリに携わってきた「体の専門家」です。
現役アスリートのフィジカルサポートから、自身のサッカー・柔道・クライミング経験を活かした多角的なアプローチを得意としています。
「ただ痩せるだけでなく、不調のない健康な体を手に入れたい」
「今の痛み、どこに相談すればいいか分からない」
そんな方のために、解剖学に基づいた安全な指導で、痛みの根本原因から解決するオーダーメイドの体作りを提案します。
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