練習には真面目に取り組んでいるのに、最近タイムが伸びない。ちょっと動いただけで息が上がる。そんな様子が見られませんか?
それは気合いや練習量の問題ではなく、身体の中の「鉄」が足りていないサインである可能性があります。
見落とされやすい「鉄欠乏」というコンディション
結論から言うと、成長期のジュニアアスリートは、鉄欠乏や貧血のリスクが決して低くありません。
スポーツ栄養に関する報告では、女子アスリートの鉄欠乏の有病率は49〜52%にのぼるとされ、男子アスリートでも2.9〜15%程度に鉄欠乏がみられるとされています。
思っている以上に身近なコンディションだということが分かりますよね。
成長期は、鉄の需要が跳ね上がる時期
身長がぐんと伸び、筋肉や骨格が急速に発達する成長期は、身体が必要とする鉄の量も大きく増加します。
そこに運動量の増加が重なることで、食事から摂取する鉄が追いつかなくなりやすいんですよね。
特に月経が始まった女子選手では、この傾向がさらに強くなります。
パフォーマンスへの影響は数字にも表れている
鉄欠乏は、慢性的な疲労感や動悸・息切れといった自覚症状だけでなく、競技パフォーマンスにも直接影響します。
関連研究では、鉄欠乏によって持久系のパフォーマンスが3〜4%低下する一方、適切な鉄補充によって2〜20%改善したという報告もあります。
食事内容を見直したご家庭では、数ヶ月のうちにお子さんの疲労感の訴えが減っていったという変化が見られました。
「気合いが足りない」で片付けないでほしい
タイムが伸び悩む時期は、誰にでも訪れるものです。
ただ、それを精神論だけで片付けてしまう前に、食事の内容や体調の変化に目を向けていただきたいと思います。
気になる場合は、医療機関での血液検査も一つの選択肢です。
頑張りを支えるのは、気合いだけではありません。
この記事を書いた人
- パーソナルジムAct. 代表:竹内 勇志郎
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【保有資格】
柔道整復師(医療国家資格)
JATI-ATI(日本トレーニング指導者資格)
Animal Flow®L2 インストラクター
FMS L1 インストラクター
整形外科で7年、延べ数千人のリハビリに携わってきた「体の専門家」です。
現役アスリートのフィジカルサポートから、自身のサッカー・柔道・クライミング経験を活かした多角的なアプローチを得意としています。
「ただ痩せるだけでなく、不調のない健康な体を手に入れたい」
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