練習後、お子さんが腰を反らすような姿勢で痛みを訴えたことはありませんか?

「そのうち治るだろう」と様子を見ているうちに、実は骨に負担が蓄積しているケースがあります。

成長期の腰に何が起きているのか

腰椎分離症は、腰の骨(椎弓)に繰り返しストレスが加わることで生じる疲労骨折の一種です。発症のピークは10歳代前半から中盤、ちょうど中学生前後の年代に集中しているとされています。

一般成人での有病率は5〜8%程度と報告されていますが、スポーツを行うジュニア世代では15〜47%程度まで上昇するというデータもあります。骨格の成長速度に、筋肉や腱といった軟部組織の発達が追いつかないこの時期特有の事情が背景にあります。

「反り腰」の動作が繰り返しストレスを生む

ジャンプの着地や、体幹を反らせる動作を繰り返す競技では、腰椎への負担が集中しやすいことが知られています。

体幹や股関節周りの筋肉がうまく働かず、腰を反らせる動きで代償してしまう。この「腰でカバーする」パターンが積み重なることが、椎弓へのストレスにつながっていきます。

痛みを我慢して練習を続けさせることは、決して良い選択とは言えません。早期に評価を受けることが、その後の競技継続にとって重要になります。

股関節と体幹の「使い方」を整える

腰椎分離症の予防で重視すべきは、腰そのものを鍛えることよりも、股関節の可動性と体幹の安定性を整え、腰に頼らない動作パターンを身につけることです。

ある保護者様からは、股関節周りのトレーニングを取り入れてから、練習後の腰の張りを訴える頻度が減ったというお話をいただいたことがあります。

「頑張り」を正しい動きに変えていく

お子さんの「痛くても頑張りたい」という気持ちは、とても大切なものです。

その頑張りを、身体への過剰な負担ではなく、正しい動作の積み重ねに変えていくサポートをすることが、私たち大人の役割だと思っています。

この記事を書いた人

パーソナルジムAct. 代表:竹内 勇志郎
【保有資格】
柔道整復師(医療国家資格)
JATI-ATI(日本トレーニング指導者資格)
Animal Flow®L2 インストラクター
FMS L1 インストラクター

整形外科で7年、延べ数千人のリハビリに携わってきた「体の専門家」です。
現役アスリートのフィジカルサポートから、自身のサッカー・柔道・クライミング経験を活かした多角的なアプローチを得意としています。

「ただ痩せるだけでなく、不調のない健康な体を手に入れたい」
「今の痛み、どこに相談すればいいか分からない」

そんな方のために、解剖学に基づいた安全な指導で、痛みの根本原因から解決するオーダーメイドの体作りを提案します。
一人でも多くの方の健康を支えることが私の使命です。

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