会議の後半になると、なんとなく思考がまとまらない。ランチ後の決裁で、いつもより判断が雑になっている気がする…そんな経験はありませんか?

結論から言うと、それは気合いや経験値の問題ではなく、血糖値の乱高下が関係しているかもしれません。

「血糖値スパイク」が脳を疲れさせる

食後に血糖値が急上昇し、その反動でインスリンが過剰に分泌されて急降下する現象を、血糖値スパイクと呼びます。

この急降下のタイミングで、脳が一時的にエネルギー不足の状態に陥ることが指摘されています。集中力の低下や記憶力の低下、いわゆる「脳疲労」を引き起こす要因の一つと考えられているんです。

意思決定は、想像以上に「代謝」の影響を受ける

経営者の仕事は、限られた時間の中で質の高い判断を積み重ねることです。

関連する研究では、血糖コントロールの状態が長期的な認知機能と関わることが報告されており、2型糖尿病と診断された方はそうでない方に比べて認知症の発症リスクがおよそ1.5〜2倍高まるという大規模な報告もあります。極端な例ではありますが、日々の血糖値の乱高下の積み重ねが、脳の働きに無関係ではないことを示唆しています。

「甘いものを我慢する」というより、「血糖値の波を作らない食べ方・動き方」を意識する方が現実的で続けやすいアプローチです。

運動という「もっとも手軽な血糖コントロール」

ここで運動が大きな役割を果たします。

食後の軽い運動には、筋肉がブドウ糖を取り込む働きを高め、血糖値の急上昇を穏やかにする効果が期待できるとされています。会議前のスクワット数回、移動中の早歩きといった小さな積み重ねが、午後のパフォーマンスに影響してくる可能性があるんです。

ある経営者の方からは、ランチ後に5分だけ歩く習慣を取り入れてから、午後イチの会議で頭がクリアに働くようになったというご報告をいただいたことがあります。

身体のコンディションは、経営判断の土台である

血糖値のマネジメントは、糖尿病予防のためだけのものではありません。

日々の判断力というパフォーマンスの土台として捉え直すと、運動の優先順位は自然と上がってくるはずです。

身体を整えることは、いちばん確実な経営戦略なのかもしれません。

この記事を書いた人

パーソナルジムAct. 代表:竹内 勇志郎
【保有資格】
柔道整復師(医療国家資格)
JATI-ATI(日本トレーニング指導者資格)
Animal Flow®L2 インストラクター
FMS L1 インストラクター

整形外科で7年、延べ数千人のリハビリに携わってきた「体の専門家」です。
現役アスリートのフィジカルサポートから、自身のサッカー・柔道・クライミング経験を活かした多角的なアプローチを得意としています。

「ただ痩せるだけでなく、不調のない健康な体を手に入れたい」
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