体重計の数字は昔とそう変わらないのに、なんとなく身体が重い、疲れやすい…そんな違和感はありませんか?
結論から言うと、それは体重ではなく「身体の中身」が変わってきているサインかもしれません。
体重だけでは見えない、「サルコペニア肥満」という状態
サルコペニア肥満とは、筋肉量や筋力・身体機能の低下と、体脂肪の過剰な蓄積が同時に起きている状態を指します。
見た目の体型が大きく変わっていなくても、体重計に乗らない部分で「筋肉が減り、脂肪が増える」という入れ替わりが静かに進んでいることがあるんです。診断基準によって数値には幅がありますが、女性ではおよそ5〜48%とされ、統一された基準がまだ定まっていないほど見過ごされやすい状態だとも言えます。
「隠れ肥満」が引き起こすリスク
サルコペニア肥満の状態にある方は、脂質異常症のリスクが高くなることが報告されており、心血管疾患による死亡や総死亡のリスクも高まるとされています。
単純な「太った・痩せた」という視点だけでは、この変化に気づくことができません。だからこそ、体重ではなく筋肉の量や質、身体機能を定期的に確認することが重要になってきます。
「減らす」より「入れ替える」という発想
更年期以降はホルモンバランスの変化により、筋肉量が落ちやすく、脂肪がつきやすい身体の状態に変わっていきます。
これは意志の弱さの問題ではなく、多くの方に起こる自然な変化です。大切なのは、体重を減らすことだけを目標にするのではなく、筋肉量を維持・向上させながら体組成を入れ替えていくという視点を持つこと。レジスタンストレーニングは、この「入れ替え」に直接働きかけることができる数少ない手段です。
数字の裏側にある身体と向き合う
体重という一つの数字だけを追いかけていると、本当に大切な変化を見逃してしまうことがあります。
今日から始められることは、体重計ではなく、自分の身体機能そのものに目を向けてみることです。
身体は、正しく働きかければ何歳からでも応えてくれます。
この記事を書いた人
- パーソナルジムAct. 代表:竹内 勇志郎
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【保有資格】
柔道整復師(医療国家資格)
JATI-ATI(日本トレーニング指導者資格)
Animal Flow®L2 インストラクター
FMS L1 インストラクター
整形外科で7年、延べ数千人のリハビリに携わってきた「体の専門家」です。
現役アスリートのフィジカルサポートから、自身のサッカー・柔道・クライミング経験を活かした多角的なアプローチを得意としています。
「ただ痩せるだけでなく、不調のない健康な体を手に入れたい」
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